江戸六地蔵


 品川寺の入口には、石の台座の上に安置された大きな地蔵菩薩(座像)があります。これが江戸六地蔵の一つです。
 宝永五年(1708年)9月、江戸深川の僧、地蔵坊正元(じぞうぼうしょうげん)の発願によって浄財が集められ、座高2メートル75センチの青銅の地蔵菩薩座像(じぞうぼさつざぞう)が、江戸・神田鍋町(かんだなべまち)の鋳物師・太田駿河守正義(おおたするがのかみまさよし)によって鋳造され寄進されました。
 この地蔵菩薩座像は、江戸に出入りする六つの街道の入口にそれぞれ一体ずつ安置され、「江戸六地蔵」と呼ばれました。品川寺には、その第一番東海道の尊像として、「天下安全(てんかあんぜん)、仏法繁栄(ぶっぽうはんえい)、衆人快楽(しゅうじんけらく)」の祈願のもと奉安されています。また菩薩像の全身と台座には、造立のために喜捨(きしゃ)してくださった人々の名前が刻まれています。
 江戸六地蔵の所在地は以下のとおりです。

第一番品川寺(品川)
第二番東禅寺(浅草)
第三番太宗寺(新宿)
第四番真性寺(巣鴨)
第五番霊巌寺(深川)
第六番永代寺(深川)

 このうち永代寺の地蔵菩薩像は、同寺が廃寺になったことにより、浄明院上野)に造立されている。


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